ヲタクであれば、一度はコミケに行ってみたいと憧れたことがあるはずだ。
 必然的に、あなたはカタログを買い、当日に向けて色々と準備をするだろう。だが一番の問題は、あなたの親への対応だ。
 コミケの特性上、あなたは何としてでも始発の電車に乗らなければならない為、親に気付かれずに家を出るのは困難だ。かと言って本当のことは話したくない。そんなケースもあるだろう。さて、そのようなとき、どうやって言い訳するか。

「実は“漫画の祭典”ってのがあって・・」
 親がコミケの存在を認識していなければ、これは最も一般的な常套句と言えよう。なにしろ嘘はついていないのだ。ただ、後々の事を考えるとあまりオススメできない。親がコミケの存在を知る日が来るかもしれないからね。

「友達の家に遊びにね」
 言う前によく考えて欲しい。午前4時から友達の家に遊びに行くだろうか?
「釣りに行くから早いんだよ」
 そのような追加の言い訳も可能だが、それなりの伏線を張っておかないと、思いっきり怪しまれるから注意しろ。

「お台場冒険王に行こうかなと」
ウソである。場合によっては「ふーん」で済むコトもあろうが、「じゃあついでにゴリエグッズ買ってきて」などと言われる可能性も、あなたは考えておく必要がある。とはいえこの方法が有用であることに変わりはない。

 さて、何とか親を説得できたとして、他にもコミケに必要なスキルは沢山ある。

・ 新橋駅には一番に入り込め
 あなたが新橋駅のシャッターが開く前からそこで待機していた場合、これは最も必要な技術だ。まずアナウンスと共にシャッターが開き始める。ここで悠長に待っている奴はアホだ。潜れ。50cmもあれば十分だ。潜れ。これであなたは、ゆりかもめ使用者の中では暫定トップを取ったコトになる。だが、油断は禁物だ。

・ 新橋駅では全力疾走しろ
 あなたがシャッターを一番に潜り込んだことで、後ろの人間達もあなたに続くだろう。もたもたしていられない。すぐさま立ち上がり、改札までダッシュしろ。階段は使うな。エスカレーターを全力で駆け上がれ。そして切符は買うな。パスネットを使え。持っていなければ強行突破しろ。あなたが今言ったコトを全て守ったのなら、駅のホームに辿り着いてる人間は他に居ないはずだ。
 この技術に必要なのは瞬発力と、体力だ。引き篭もり生活は結構だが、ここであなたは後悔するコトになるぞ。ゲロ吐くぞ。

・ 国際展示場前駅の構造を完璧に把握しておけ
 特に注意するのは“どのドアから降りれば階段の前か”というコトである。間違って一号車などに乗ってしまった場合は最悪だ。恐らく、その電車に乗っているメンツの中では最後尾に位置することになるだろう。私の経験から言うと“中央よりやや新橋寄り”がベストかな?

・ 国際展示場前のサンクスには行くな
 上に書いたことが全て守れていれば、あなたは相当前の方の列に並べていると自覚して良いだろう。後はコミケが始まるのを待つだけだが、サンクスには行くな。あなたが何を期待してそこに行くかは知らないが、やめておけ。そこにはあなたの期待するものは何も無い。断言しても良い。例えば、あなたが飲食物を求めていたとして、そこに美味しそうなモノがまだ残っていると思うか? そんなモノはとっくに売り切れている。バカめ。ついでに言えば、そこのトイレには長蛇の列が並んでいる。何が言いたいかというと、コミケ前に飲食物の用意をしておくのはもちろん、トイレも出発前に済ませておけ、というコトだ。技術と言うほどでもないが、実に重要である。

・ TYPE‐MOONブースには行くな
 あなたが信性の月厨ならば口を挟むことはしない。1時間でも2時間でも並んでいるがいいさ。私は止めない。

 では、具体的な同人サークルを知らない人達の為にいくつか紹介しておこうと思う。

# http://seijunha.com/

 あの有名な、「自称清純派」のサイトである。ここの作者は商業でも活躍中で、主な作品としては「ドージンワーク」などが挙げられる。

# http://tosibow.net/

 「五月荘」と言い、主に月系のギャグ漫画を描いている(新刊はハルヒ本だが)。この作者のギャグセンスは中々のモノ。てか最高。

# http://kotaro.web.infoseek.co.jp/

 オリジナル漫画である「お姉ちゃんといもーと」を連載している。絵が好みでない人も多いかもしれないが、内容は私好み。

 最後に一つだけ、気を付けて欲しい事がある。帰りの電車の中で、買った同人誌をぶちまけないようにね。恥ずかしいよ?

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