コミケレポート〜企業編〜
2006年8月12日 芳文社はね、混むと思ってたんだよ。露理とソーラの水着姿なんて、誰もが食い付くと信じて疑ってなかった。10人。そう、10人だ。私の前に並んでる人間はたったの10人しか居なかった。――そんなにバスタオル要りませんか。
芳文社の前を去るとき既に1万3千円が財布から消えていた(キララの4コマ本が千円、バスタオル2枚で1万2千円)。これはまずい。企業ブースに入ってまだ10分だというのに。この調子では30分も持つまい。もう少し自粛するか。
――と、思った矢先。ぱじゃまソフトのブースが目に入った。なんと2人しか居ない。売り子の人数ではない。並んでいる方だ。迷うコト無く後ろに続く。プリズムアークの体験版は今朝届いていたから、ぷりっちのドラマCDだけ買った。3千円でしかも猪口有佳、北都南、こやまきみこ、伊藤静、生天目仁美、緑川光、その他諸々が出演。これは・・ふうむ、『買い』ですね! ・・いやもう買った後だが。
言い忘れたけどキララの4コマ本の表紙はヒロユキが描いてます。でも中の漫画は描いてないって、新手の嫌がらせとしか。
そろそろ帰ろうかと思い始めた頃、フロンティアワークスのブースに辿り着いた。そこには手塚まきのニューシングルが売られていた。正直これ以上の買い物は避けたかったのだが、
「これ買うと明日の握手会イベントの整理券もらえるよ」
「買います」
即答であった。千円を消費して、手塚まきの握手会参加権(とCD)を手に入れた。さらにふと横に目をやると。
「あ、これも下さい」
「え・・これ、ですか」
「そうです」
「わ、分かりました。9500円になります」
目ん玉飛び出るまで殴り倒したくなるほど高いな・・。まぁ別に良いか、その時はそう思っていた。財布の中身が残り千円だと気付くまでは。
――明日は、同人誌買えるかな? 買えたら良いね。でも私には握手会がある。それだけが唯一の救いだ。
鈴木君、羨ましいかな、かな?(私信)
芳文社の前を去るとき既に1万3千円が財布から消えていた(キララの4コマ本が千円、バスタオル2枚で1万2千円)。これはまずい。企業ブースに入ってまだ10分だというのに。この調子では30分も持つまい。もう少し自粛するか。
――と、思った矢先。ぱじゃまソフトのブースが目に入った。なんと2人しか居ない。売り子の人数ではない。並んでいる方だ。迷うコト無く後ろに続く。プリズムアークの体験版は今朝届いていたから、ぷりっちのドラマCDだけ買った。3千円でしかも猪口有佳、北都南、こやまきみこ、伊藤静、生天目仁美、緑川光、その他諸々が出演。これは・・ふうむ、『買い』ですね! ・・いやもう買った後だが。
言い忘れたけどキララの4コマ本の表紙はヒロユキが描いてます。でも中の漫画は描いてないって、新手の嫌がらせとしか。
そろそろ帰ろうかと思い始めた頃、フロンティアワークスのブースに辿り着いた。そこには手塚まきのニューシングルが売られていた。正直これ以上の買い物は避けたかったのだが、
「これ買うと明日の握手会イベントの整理券もらえるよ」
「買います」
即答であった。千円を消費して、手塚まきの握手会参加権(とCD)を手に入れた。さらにふと横に目をやると。
「あ、これも下さい」
「え・・これ、ですか」
「そうです」
「わ、分かりました。9500円になります」
目ん玉飛び出るまで殴り倒したくなるほど高いな・・。まぁ別に良いか、その時はそう思っていた。財布の中身が残り千円だと気付くまでは。
――明日は、同人誌買えるかな? 買えたら良いね。でも私には握手会がある。それだけが唯一の救いだ。
鈴木君、羨ましいかな、かな?(私信)
金田まひるのひとりがっちゅ〜2004summer〜
2006年8月10日 金田まひるのひとりがっちゅ〜!さ〜ん、に〜い、い〜ち、ひゅ〜どっかーん!はーい、またまたまたまたやってきました金田まひるのひとりがっちゅ〜じゃじゃじゃじゃじゃバフバフバフバフ〜。はーもうね、のっけからぶっちゃけて言わせてもらいますけどね、あのーあれだよ?限界?あのーもうね、限界だっちゅーの!あのねー、まひるちんはもう生命の危機ですよ命の危機ですよ!このひとりがっちゅをやる度に寿命が縮むんだっつーの!ホントにもう、恐怖新聞じゃないんですよ?げーまひるちんの死が予言されているじゃないっつーの!つーかまじで声優寿命が縮んでいます。今のところシャレになってないんですからね?あのーこれをお聞きのメーカーの皆さん、ひとりがっちゅが良かったからーとか言ってそういうキャラを振らないようにー。まじでお願いしますあのねーこれをやる度にぃー酸欠とかになっちゃってですね、手の先に酸素がいかなくなっちゃって手の先がぷるぷるーとか震えたりしてるんですよホントですよ!?もう可哀想な私。もうお願いしますね、勘弁してあげてください許してあげてください。私が何か悪いコトをしましたか?そうですか?そうなんですか?ポストが赤いのも私のせいなんですか?そうなんですかー・・え、そうなんですか?そ、そうなんですか。そっか・・。あー、もう皆さんに応援して頂けるのは、まひるちんホントにホントーに嬉しいのです!もう皆さんどうもありがとう〜涙、キラリー。あーでもね、私も体力が無尽蔵ならね、やっていきたいんですよ。えーCDまるまるひとりがっちゅ80分とか、朝までひとりがっちゅ80分とか、80分?朝まで?とかお願いしたいんですよ。でもね・・もう、だめです。体力の限界です!もう喋るネタも無いんでうぇっ!げほっ!ごほげほげぼばっ!はっーはっーはー、ほ、ほらっ!はーはー咳・・喉も、こんなに傷めちゃってぅヴェー、えほっえぼぼっ!はー!血、血だ、血!吐血です!メ、メーデー!メーデー、え、えーせーへ、えーせーへ。誰か助けてまひるちんが死んでしまうぅぅぅぅぅぅ!!・・はーはー。金田まひるは普通の、目立たない、大人しい、「えへっそんなコトないですよ、あははっそんなコトよく分からないですー」とか言ってる無難な声優と同じようになります。イロモノはもう卒業です!もう皆さん、皆さんのコトは忘れません!まひるちんはいっぱいいっぱい頑張りました。さようなら皆さん!皆さんのコトは忘れません!今度はもっと、別の形でお会いしましょう!その時までさよ〜なら〜!シーユーネクストウィーク!・・えっ?あはは・・お疲れ様でしたぁー!はぁっ、はぁー・・もう、絶対やんない。
――すいません、ネタが無いんです。コミケまで待って〜
――すいません、ネタが無いんです。コミケまで待って〜
コミックマーケット指南
2006年8月6日 ヲタクであれば、一度はコミケに行ってみたいと憧れたことがあるはずだ。
必然的に、あなたはカタログを買い、当日に向けて色々と準備をするだろう。だが一番の問題は、あなたの親への対応だ。
コミケの特性上、あなたは何としてでも始発の電車に乗らなければならない為、親に気付かれずに家を出るのは困難だ。かと言って本当のことは話したくない。そんなケースもあるだろう。さて、そのようなとき、どうやって言い訳するか。
「実は“漫画の祭典”ってのがあって・・」
親がコミケの存在を認識していなければ、これは最も一般的な常套句と言えよう。なにしろ嘘はついていないのだ。ただ、後々の事を考えるとあまりオススメできない。親がコミケの存在を知る日が来るかもしれないからね。
「友達の家に遊びにね」
言う前によく考えて欲しい。午前4時から友達の家に遊びに行くだろうか?
「釣りに行くから早いんだよ」
そのような追加の言い訳も可能だが、それなりの伏線を張っておかないと、思いっきり怪しまれるから注意しろ。
「お台場冒険王に行こうかなと」
ウソである。場合によっては「ふーん」で済むコトもあろうが、「じゃあついでにゴリエグッズ買ってきて」などと言われる可能性も、あなたは考えておく必要がある。とはいえこの方法が有用であることに変わりはない。
さて、何とか親を説得できたとして、他にもコミケに必要なスキルは沢山ある。
・ 新橋駅には一番に入り込め
あなたが新橋駅のシャッターが開く前からそこで待機していた場合、これは最も必要な技術だ。まずアナウンスと共にシャッターが開き始める。ここで悠長に待っている奴はアホだ。潜れ。50cmもあれば十分だ。潜れ。これであなたは、ゆりかもめ使用者の中では暫定トップを取ったコトになる。だが、油断は禁物だ。
・ 新橋駅では全力疾走しろ
あなたがシャッターを一番に潜り込んだことで、後ろの人間達もあなたに続くだろう。もたもたしていられない。すぐさま立ち上がり、改札までダッシュしろ。階段は使うな。エスカレーターを全力で駆け上がれ。そして切符は買うな。パスネットを使え。持っていなければ強行突破しろ。あなたが今言ったコトを全て守ったのなら、駅のホームに辿り着いてる人間は他に居ないはずだ。
この技術に必要なのは瞬発力と、体力だ。引き篭もり生活は結構だが、ここであなたは後悔するコトになるぞ。ゲロ吐くぞ。
・ 国際展示場前駅の構造を完璧に把握しておけ
特に注意するのは“どのドアから降りれば階段の前か”というコトである。間違って一号車などに乗ってしまった場合は最悪だ。恐らく、その電車に乗っているメンツの中では最後尾に位置することになるだろう。私の経験から言うと“中央よりやや新橋寄り”がベストかな?
・ 国際展示場前のサンクスには行くな
上に書いたことが全て守れていれば、あなたは相当前の方の列に並べていると自覚して良いだろう。後はコミケが始まるのを待つだけだが、サンクスには行くな。あなたが何を期待してそこに行くかは知らないが、やめておけ。そこにはあなたの期待するものは何も無い。断言しても良い。例えば、あなたが飲食物を求めていたとして、そこに美味しそうなモノがまだ残っていると思うか? そんなモノはとっくに売り切れている。バカめ。ついでに言えば、そこのトイレには長蛇の列が並んでいる。何が言いたいかというと、コミケ前に飲食物の用意をしておくのはもちろん、トイレも出発前に済ませておけ、というコトだ。技術と言うほどでもないが、実に重要である。
・ TYPE‐MOONブースには行くな
あなたが信性の月厨ならば口を挟むことはしない。1時間でも2時間でも並んでいるがいいさ。私は止めない。
では、具体的な同人サークルを知らない人達の為にいくつか紹介しておこうと思う。
# http://seijunha.com/
あの有名な、「自称清純派」のサイトである。ここの作者は商業でも活躍中で、主な作品としては「ドージンワーク」などが挙げられる。
# http://tosibow.net/
「五月荘」と言い、主に月系のギャグ漫画を描いている(新刊はハルヒ本だが)。この作者のギャグセンスは中々のモノ。てか最高。
# http://kotaro.web.infoseek.co.jp/
オリジナル漫画である「お姉ちゃんといもーと」を連載している。絵が好みでない人も多いかもしれないが、内容は私好み。
最後に一つだけ、気を付けて欲しい事がある。帰りの電車の中で、買った同人誌をぶちまけないようにね。恥ずかしいよ?
必然的に、あなたはカタログを買い、当日に向けて色々と準備をするだろう。だが一番の問題は、あなたの親への対応だ。
コミケの特性上、あなたは何としてでも始発の電車に乗らなければならない為、親に気付かれずに家を出るのは困難だ。かと言って本当のことは話したくない。そんなケースもあるだろう。さて、そのようなとき、どうやって言い訳するか。
「実は“漫画の祭典”ってのがあって・・」
親がコミケの存在を認識していなければ、これは最も一般的な常套句と言えよう。なにしろ嘘はついていないのだ。ただ、後々の事を考えるとあまりオススメできない。親がコミケの存在を知る日が来るかもしれないからね。
「友達の家に遊びにね」
言う前によく考えて欲しい。午前4時から友達の家に遊びに行くだろうか?
「釣りに行くから早いんだよ」
そのような追加の言い訳も可能だが、それなりの伏線を張っておかないと、思いっきり怪しまれるから注意しろ。
「お台場冒険王に行こうかなと」
ウソである。場合によっては「ふーん」で済むコトもあろうが、「じゃあついでにゴリエグッズ買ってきて」などと言われる可能性も、あなたは考えておく必要がある。とはいえこの方法が有用であることに変わりはない。
さて、何とか親を説得できたとして、他にもコミケに必要なスキルは沢山ある。
・ 新橋駅には一番に入り込め
あなたが新橋駅のシャッターが開く前からそこで待機していた場合、これは最も必要な技術だ。まずアナウンスと共にシャッターが開き始める。ここで悠長に待っている奴はアホだ。潜れ。50cmもあれば十分だ。潜れ。これであなたは、ゆりかもめ使用者の中では暫定トップを取ったコトになる。だが、油断は禁物だ。
・ 新橋駅では全力疾走しろ
あなたがシャッターを一番に潜り込んだことで、後ろの人間達もあなたに続くだろう。もたもたしていられない。すぐさま立ち上がり、改札までダッシュしろ。階段は使うな。エスカレーターを全力で駆け上がれ。そして切符は買うな。パスネットを使え。持っていなければ強行突破しろ。あなたが今言ったコトを全て守ったのなら、駅のホームに辿り着いてる人間は他に居ないはずだ。
この技術に必要なのは瞬発力と、体力だ。引き篭もり生活は結構だが、ここであなたは後悔するコトになるぞ。ゲロ吐くぞ。
・ 国際展示場前駅の構造を完璧に把握しておけ
特に注意するのは“どのドアから降りれば階段の前か”というコトである。間違って一号車などに乗ってしまった場合は最悪だ。恐らく、その電車に乗っているメンツの中では最後尾に位置することになるだろう。私の経験から言うと“中央よりやや新橋寄り”がベストかな?
・ 国際展示場前のサンクスには行くな
上に書いたことが全て守れていれば、あなたは相当前の方の列に並べていると自覚して良いだろう。後はコミケが始まるのを待つだけだが、サンクスには行くな。あなたが何を期待してそこに行くかは知らないが、やめておけ。そこにはあなたの期待するものは何も無い。断言しても良い。例えば、あなたが飲食物を求めていたとして、そこに美味しそうなモノがまだ残っていると思うか? そんなモノはとっくに売り切れている。バカめ。ついでに言えば、そこのトイレには長蛇の列が並んでいる。何が言いたいかというと、コミケ前に飲食物の用意をしておくのはもちろん、トイレも出発前に済ませておけ、というコトだ。技術と言うほどでもないが、実に重要である。
・ TYPE‐MOONブースには行くな
あなたが信性の月厨ならば口を挟むことはしない。1時間でも2時間でも並んでいるがいいさ。私は止めない。
では、具体的な同人サークルを知らない人達の為にいくつか紹介しておこうと思う。
# http://seijunha.com/
あの有名な、「自称清純派」のサイトである。ここの作者は商業でも活躍中で、主な作品としては「ドージンワーク」などが挙げられる。
# http://tosibow.net/
「五月荘」と言い、主に月系のギャグ漫画を描いている(新刊はハルヒ本だが)。この作者のギャグセンスは中々のモノ。てか最高。
# http://kotaro.web.infoseek.co.jp/
オリジナル漫画である「お姉ちゃんといもーと」を連載している。絵が好みでない人も多いかもしれないが、内容は私好み。
最後に一つだけ、気を付けて欲しい事がある。帰りの電車の中で、買った同人誌をぶちまけないようにね。恥ずかしいよ?
アイドルマスター実況中継
2006年8月2日 「おはようございますー! プロデューサー」
おっ、テンションは最高のようだな! 俺も最高の挨拶で返さなければ――
1 ふぁ・・・おはよう・・・
2 おはよっ、雪歩っ。
3 おはよー! 雪歩ー!
4 休みをとる
ちなみにこのゲーム、選択肢の回答時間は基本5秒だ。5秒とはいえ、選択肢の内容を読むのに2秒はかかる。実質考えている時間など無い。焦って微妙な選択肢を選ぶ事も多々ある。無論、私の事だ。上のような場合だったら、
「ふぁ・・・おはよう・・・」
「だ、大丈夫ですか? どこか具合が悪いとか・・・きゅ、救急車を呼んだほうが良いですか?」
みたいな感じ? 最悪である。
(機嫌を損ねたかな・・・? でもまだ活動に支障は無さそうだ)
(ええっと、他には――)
「調子はどうだい?」
「もう絶好調ですよ! 駅の階段を2段飛ばしで駆け上れる気がします!」
「その程度で絶好調とは片腹痛い。3段くらい余裕で飛ばせるようにならねば、ハンター試験には受からないぞ?」
「はい! 立派なハンターを目指して、頑張ります!」
さて、今日のメニューは――
1 オーディション(ちなみにオンライン対戦。6人中上位3名が合格となる。)
2 レッスン
「今日はオーディション受けてみるか! 気合入れていこう!」
「ハンターのですか?」
「ハンター? 何を言ってるんだ雪歩」
「え、だってプロデューサー、さっき・・・」
――そして30分後、オーディション会場に到着。
「全員揃いましたか? では参加者の確認を行います」
「次に参加者を代表して?番さん、何かコメントをお願いします」
?番とは、私の雪歩の事である。雪歩、ここはこう言っておくんだ――
1 私をしっかり見て下さい!
2 合格してみせます!
3 一生懸命、頑張ります!
何度でも言うが、5秒である。しかし何とも微妙な選択肢だ・・・私は少し悩んだ後、3番を選ぶ事にした。
「一生懸命、頑張ります!」
「・・・本番では期待していますよ」
「は、はいぃ・・」
ああ、テンションが下がってしまった。下がらせた原因は私にあるのだが。
「では、オーディション会場に移動いたします!」
俺に出来るのは応援する事だけだ!
1 絶対勝てるぞ!
2 他に負けるな!
3 とにかく頑張れ
5秒はあっという間に過ぎる。あと2秒、1
「とにかく頑張れ」
「そんなコト言われても・・・どう頑張ったら良いんですかぁ・・・?」
「ああ、もうオーディション始まっちゃう! プロデューサー、行ってきます!」
今日は厄日なのだろうか? 全ての選択肢をミスってる気がするのだが・・・いや、実際ミスっているのだが。結局オーディションは3位ギリギリ入賞。危ない危ない。だがこれでファン人数は大幅アップ。ざっと3万人増加だ。よくやった、私。じゃあ最後にファンからのプレゼントを確認してもう帰るか。
『今日はプレゼントが届いていません』
ひどい。
おっ、テンションは最高のようだな! 俺も最高の挨拶で返さなければ――
1 ふぁ・・・おはよう・・・
2 おはよっ、雪歩っ。
3 おはよー! 雪歩ー!
4 休みをとる
ちなみにこのゲーム、選択肢の回答時間は基本5秒だ。5秒とはいえ、選択肢の内容を読むのに2秒はかかる。実質考えている時間など無い。焦って微妙な選択肢を選ぶ事も多々ある。無論、私の事だ。上のような場合だったら、
「ふぁ・・・おはよう・・・」
「だ、大丈夫ですか? どこか具合が悪いとか・・・きゅ、救急車を呼んだほうが良いですか?」
みたいな感じ? 最悪である。
(機嫌を損ねたかな・・・? でもまだ活動に支障は無さそうだ)
(ええっと、他には――)
「調子はどうだい?」
「もう絶好調ですよ! 駅の階段を2段飛ばしで駆け上れる気がします!」
「その程度で絶好調とは片腹痛い。3段くらい余裕で飛ばせるようにならねば、ハンター試験には受からないぞ?」
「はい! 立派なハンターを目指して、頑張ります!」
さて、今日のメニューは――
1 オーディション(ちなみにオンライン対戦。6人中上位3名が合格となる。)
2 レッスン
「今日はオーディション受けてみるか! 気合入れていこう!」
「ハンターのですか?」
「ハンター? 何を言ってるんだ雪歩」
「え、だってプロデューサー、さっき・・・」
――そして30分後、オーディション会場に到着。
「全員揃いましたか? では参加者の確認を行います」
「次に参加者を代表して?番さん、何かコメントをお願いします」
?番とは、私の雪歩の事である。雪歩、ここはこう言っておくんだ――
1 私をしっかり見て下さい!
2 合格してみせます!
3 一生懸命、頑張ります!
何度でも言うが、5秒である。しかし何とも微妙な選択肢だ・・・私は少し悩んだ後、3番を選ぶ事にした。
「一生懸命、頑張ります!」
「・・・本番では期待していますよ」
「は、はいぃ・・」
ああ、テンションが下がってしまった。下がらせた原因は私にあるのだが。
「では、オーディション会場に移動いたします!」
俺に出来るのは応援する事だけだ!
1 絶対勝てるぞ!
2 他に負けるな!
3 とにかく頑張れ
5秒はあっという間に過ぎる。あと2秒、1
「とにかく頑張れ」
「そんなコト言われても・・・どう頑張ったら良いんですかぁ・・・?」
「ああ、もうオーディション始まっちゃう! プロデューサー、行ってきます!」
今日は厄日なのだろうか? 全ての選択肢をミスってる気がするのだが・・・いや、実際ミスっているのだが。結局オーディションは3位ギリギリ入賞。危ない危ない。だがこれでファン人数は大幅アップ。ざっと3万人増加だ。よくやった、私。じゃあ最後にファンからのプレゼントを確認してもう帰るか。
『今日はプレゼントが届いていません』
ひどい。
とある一日
2006年7月30日 その日、私は塾がある日だった。
問題の解説の途中、先生はある1人の生徒にこう問うた。
「不定方程式の定義を教えてください」
数学が苦手な人の為に言っておくが、この手の問いは瞬時に答えなければならない。
――が、彼は答えられなかった。情けないとは思わないかね市川君。(私信)
「これ覚えなさいって、君に何度も言ったよね?」
「――――」
「やる気無いなら帰れよ」
「っ―――」
「ねぇ、君は何で勉強してるの?」
「――――」
「答えろ!」
うーん、実に容赦無いお言葉。何を言っても黙っている彼(市川君)に先生のフジヤマはヴォルケイノすんぜんだっ!
やむなく先生は次の生徒に標的を変えた。
「ではハイサ君。(仮名)」
「えっと、解が無限にある方程式のことを」
「ぜんっぜん違う!」
いま、「えっ違うの?」と思った人は数学要注意だ。ちなみに俺は要注意だ。
そうして先生の怒りが爆発する直前、その事件は起こった。
「すみませ〜ん、これこれこうゆう者と申しますけれどぉ〜」
途端、先生のこめかみに青筋が走ったのが見えた。というか聞こえた。「ビキッ」ってな。
分かりやすく説明すると、まずこの塾には扉が一つしかない。その扉は外界と塾内部とを隔てているだけ。つまり塾内部では大抵の喋り声が筒抜けという訳だ。と言っても教室は一つしかないので、授業中誰かに迷惑が掛かるという事は無い。要は経費削減。
次にこの塾では授業のDVDを作成している。授業中は常にカメラが回っているのだ。先程の(楽しい)やりとりも全て録画されている。無論そういったモノは編集で全てカットするのだが。
ここまで言えば分かるだろう。何らかの営業の人がこの塾を訪問し、扉を開け、あまつさえデカイ声で叫んだのである。その声は無論カメラに収められる。そしてこれまた無論、その部分を編集でカットする手間が増えたわけで――先生はキレたのである。編集するのは自分だから。可哀想に。
「――皆さん、少し待っていてください」
先生は大股で教室を飛び出し扉へと向かった。私は直感した。「これはネタになる」と。あの先生は例え赤の他人であろうと容赦はしない。全力を持って叩き潰すその様は一種の感動すら覚える。私は一言一句とて聞き漏らすまいと、ペンを握り締めメモの用意を完了した。
「すいませ〜ん、居ないんですかぁ?」
「仕事中だ」
「あの〜、実はですね」
「仕事中だって言ってんだろ。馬鹿じゃねえのか?」
「え、あの・・・」
「帰れ」
絶対拒否障壁とでも呼べば良いのか。それが先生のエタニースペシャル。誰も分からないネタですみません。
中々帰らないその人に対して、さらに先生は追い討ちをかける。
「帰れと言ったのが聞こえなかったのか? 大体何で勝手に入ってきてんだ」
「ノ、ノックはしましたよ」
「俺が『入っていい』って言ったか?」
「――――」
「どうして勝手に入ってきた!?」
「呼び・・」
「あん?」
「呼び鈴が無かったのでノックをしたんです。けど、返事も無かったし・・・それに、鍵も開いていたから」
「じゃあお前は普通の家に呼び鈴が無いからノックをし、それで返事が無くて鍵も開いていたらお前はその家に勝手に入るわけだな?」
「――――」
「答えろ!」
絶好調。その一言に尽きるだろう。しかし、相手の人も中々粘るな。粘っても無意味なのに。
HP残り僅かの相手に対し先生はここぞとばかりに怒涛のラッシュをかける。
「身分証見せろ」
「な、何で?」
「勝手に入られたから。不法侵入だぞ? 分かってるのかお前」
「くっ・・・」
「ほらさっさと出せよ」
そこで一度会話が途切れた。ここからでは先生達の姿は見えない。一体何が起こっているのか―――
ビリッ!
紙が破ける音。その音は教室まで響き渡った。続いて先生の、冷たい、声。
「帰れ」
その全身が凍りつくような声に臆したか、相手の人は一言「すみませんでした」とだけ言い残し、塾を去った。
・・・先生が戻ってきた。先生は開口一番、
「皆さんも、マナーは守れる大人になってくださいね。さっきの営業の人間なんて名刺破かなきゃ帰ってくれませんでしたよ」
とだけ言い、すぐに授業に移ってしまった。
・・・先生はマナー以前に、品性をもう少し付けた方が良いと思います。
問題の解説の途中、先生はある1人の生徒にこう問うた。
「不定方程式の定義を教えてください」
数学が苦手な人の為に言っておくが、この手の問いは瞬時に答えなければならない。
――が、彼は答えられなかった。情けないとは思わないかね市川君。(私信)
「これ覚えなさいって、君に何度も言ったよね?」
「――――」
「やる気無いなら帰れよ」
「っ―――」
「ねぇ、君は何で勉強してるの?」
「――――」
「答えろ!」
うーん、実に容赦無いお言葉。何を言っても黙っている彼(市川君)に先生のフジヤマはヴォルケイノすんぜんだっ!
やむなく先生は次の生徒に標的を変えた。
「ではハイサ君。(仮名)」
「えっと、解が無限にある方程式のことを」
「ぜんっぜん違う!」
いま、「えっ違うの?」と思った人は数学要注意だ。ちなみに俺は要注意だ。
そうして先生の怒りが爆発する直前、その事件は起こった。
「すみませ〜ん、これこれこうゆう者と申しますけれどぉ〜」
途端、先生のこめかみに青筋が走ったのが見えた。というか聞こえた。「ビキッ」ってな。
分かりやすく説明すると、まずこの塾には扉が一つしかない。その扉は外界と塾内部とを隔てているだけ。つまり塾内部では大抵の喋り声が筒抜けという訳だ。と言っても教室は一つしかないので、授業中誰かに迷惑が掛かるという事は無い。要は経費削減。
次にこの塾では授業のDVDを作成している。授業中は常にカメラが回っているのだ。先程の(楽しい)やりとりも全て録画されている。無論そういったモノは編集で全てカットするのだが。
ここまで言えば分かるだろう。何らかの営業の人がこの塾を訪問し、扉を開け、あまつさえデカイ声で叫んだのである。その声は無論カメラに収められる。そしてこれまた無論、その部分を編集でカットする手間が増えたわけで――先生はキレたのである。編集するのは自分だから。可哀想に。
「――皆さん、少し待っていてください」
先生は大股で教室を飛び出し扉へと向かった。私は直感した。「これはネタになる」と。あの先生は例え赤の他人であろうと容赦はしない。全力を持って叩き潰すその様は一種の感動すら覚える。私は一言一句とて聞き漏らすまいと、ペンを握り締めメモの用意を完了した。
「すいませ〜ん、居ないんですかぁ?」
「仕事中だ」
「あの〜、実はですね」
「仕事中だって言ってんだろ。馬鹿じゃねえのか?」
「え、あの・・・」
「帰れ」
絶対拒否障壁とでも呼べば良いのか。それが先生のエタニースペシャル。誰も分からないネタですみません。
中々帰らないその人に対して、さらに先生は追い討ちをかける。
「帰れと言ったのが聞こえなかったのか? 大体何で勝手に入ってきてんだ」
「ノ、ノックはしましたよ」
「俺が『入っていい』って言ったか?」
「――――」
「どうして勝手に入ってきた!?」
「呼び・・」
「あん?」
「呼び鈴が無かったのでノックをしたんです。けど、返事も無かったし・・・それに、鍵も開いていたから」
「じゃあお前は普通の家に呼び鈴が無いからノックをし、それで返事が無くて鍵も開いていたらお前はその家に勝手に入るわけだな?」
「――――」
「答えろ!」
絶好調。その一言に尽きるだろう。しかし、相手の人も中々粘るな。粘っても無意味なのに。
HP残り僅かの相手に対し先生はここぞとばかりに怒涛のラッシュをかける。
「身分証見せろ」
「な、何で?」
「勝手に入られたから。不法侵入だぞ? 分かってるのかお前」
「くっ・・・」
「ほらさっさと出せよ」
そこで一度会話が途切れた。ここからでは先生達の姿は見えない。一体何が起こっているのか―――
ビリッ!
紙が破ける音。その音は教室まで響き渡った。続いて先生の、冷たい、声。
「帰れ」
その全身が凍りつくような声に臆したか、相手の人は一言「すみませんでした」とだけ言い残し、塾を去った。
・・・先生が戻ってきた。先生は開口一番、
「皆さんも、マナーは守れる大人になってくださいね。さっきの営業の人間なんて名刺破かなきゃ帰ってくれませんでしたよ」
とだけ言い、すぐに授業に移ってしまった。
・・・先生はマナー以前に、品性をもう少し付けた方が良いと思います。
アイドルマスター指南
2006年7月28日 アリスである。
いきなり変なコトほざいてんじゃねえよこの野郎と思った方が大半だろうが、これは私のHN(ハンドルネーム)だ。断じて私の大好きな東方キャラの名前ではない、本当だ。
初めての方も多いだろうから軽く説明をしておくと、ここに書く文章はいわゆる雑文と呼ばれるものだ。使えそうなネタが揃い次第、随時更新してゆく。そう、つまりこれはただの日記では無い、というコトだ。もし私の日記が読みたければ
http://d.hatena.ne.jp/dokupin/
上のURLに飛んでみると良いだろう。あまりオススメはしない。本当にオススメしない。
さて、今回のテーマはアイドルマスター。通称アイマス。知らない人はゲーセンに行ってみよう。アイマスの筐体は割と特徴的であるから、探すのに苦労はしない筈だ。コインを入れると、初回時は下のようなストーリーが流れる。
いよいよ俺が新しいアイドルをプロデュースする日が来たのか。緊張するな・・・
ん? あれ、誰か事務所に入ってきたな。
「あ、え、え〜と・・・」
1 やあ、おはよう
2 君は運命の出会いを信じる?
3 怪しいヤツめ・・おい、警察を呼ぶぞ!
誰だったのかな・・・アイドル候補生の一人か?
おっと、そんなことより社長室に行かなくては!
「おお、君か、待っていたよ。私がこのプロダクションの社長、『高木』だ」
「その『おお』ってのヤメてくれない?」
「君の仕事は、アイドル候補生を育て」
「知ってるよ。いちいち説明しなくても」
「その目的は、彼女達を芸能界のトップへと導く事だ」
「だから知ってるって言ってんだろバカにしてんのかテメェ」
「では早速、君のパートナーとなるアイドル候補生を選んでもらおう」
「・・・ああ」
「と思うのだが」
「んだよ」
「君はまだ新人だから1人しかプロデュースできない」
「へっ、そうかよ。新人で悪かったな」
「だが経験を積んでいけば」
「もういいや、スキップしよう」
「――――では、君がプロデュースする女の子を1人選んでくれたまえ」
そう言って社長は俺に9人の女の子のデータを渡してきた。
「・・・3サイズとかは分かりませんか?」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「ケチケチすんなよぉ、社長」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「聞いてんのか?」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「じゃあメアドだけでもいいから教えてくれよ」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「おい」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「九官鳥か、アンタは」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「・・・壊れてやがる」
どうやら女の子を1人選ぶまで社長はずっとこのままらしい。
仕方ないので9人の女の子のデータを順に見ていった。
「・・・じゃあ、この子で」
「おお、萩原雪歩クンを選んだか。彼女は少し臆病な所があるから、しっかりと支えてやってくれ」
「だから、『おお』はヤメロよ」
「彼女には今買い物を頼んでいる。すまんが迎えに行き、早速活動を開始してくれたまえ」
と、まあこんな感じのゲームである。この後は選んだ女の子をレッスンしたりオーディション受けさせたりする。私程度の文章力ではこのゲームの奥深さはとてもじゃないが表現できない。恐らく貴方も嵌るであろう。このアイドルマスターの世界へ・・・
そして帰宅の途中に気付くのだ、財布から1000円消えていることに。
いきなり変なコトほざいてんじゃねえよこの野郎と思った方が大半だろうが、これは私のHN(ハンドルネーム)だ。断じて私の大好きな東方キャラの名前ではない、本当だ。
初めての方も多いだろうから軽く説明をしておくと、ここに書く文章はいわゆる雑文と呼ばれるものだ。使えそうなネタが揃い次第、随時更新してゆく。そう、つまりこれはただの日記では無い、というコトだ。もし私の日記が読みたければ
http://d.hatena.ne.jp/dokupin/
上のURLに飛んでみると良いだろう。あまりオススメはしない。本当にオススメしない。
さて、今回のテーマはアイドルマスター。通称アイマス。知らない人はゲーセンに行ってみよう。アイマスの筐体は割と特徴的であるから、探すのに苦労はしない筈だ。コインを入れると、初回時は下のようなストーリーが流れる。
いよいよ俺が新しいアイドルをプロデュースする日が来たのか。緊張するな・・・
ん? あれ、誰か事務所に入ってきたな。
「あ、え、え〜と・・・」
1 やあ、おはよう
2 君は運命の出会いを信じる?
3 怪しいヤツめ・・おい、警察を呼ぶぞ!
誰だったのかな・・・アイドル候補生の一人か?
おっと、そんなことより社長室に行かなくては!
「おお、君か、待っていたよ。私がこのプロダクションの社長、『高木』だ」
「その『おお』ってのヤメてくれない?」
「君の仕事は、アイドル候補生を育て」
「知ってるよ。いちいち説明しなくても」
「その目的は、彼女達を芸能界のトップへと導く事だ」
「だから知ってるって言ってんだろバカにしてんのかテメェ」
「では早速、君のパートナーとなるアイドル候補生を選んでもらおう」
「・・・ああ」
「と思うのだが」
「んだよ」
「君はまだ新人だから1人しかプロデュースできない」
「へっ、そうかよ。新人で悪かったな」
「だが経験を積んでいけば」
「もういいや、スキップしよう」
「――――では、君がプロデュースする女の子を1人選んでくれたまえ」
そう言って社長は俺に9人の女の子のデータを渡してきた。
「・・・3サイズとかは分かりませんか?」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「ケチケチすんなよぉ、社長」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「聞いてんのか?」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「じゃあメアドだけでもいいから教えてくれよ」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「おい」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「九官鳥か、アンタは」
「女の子を1人選んでくれたまえ」
「・・・壊れてやがる」
どうやら女の子を1人選ぶまで社長はずっとこのままらしい。
仕方ないので9人の女の子のデータを順に見ていった。
「・・・じゃあ、この子で」
「おお、萩原雪歩クンを選んだか。彼女は少し臆病な所があるから、しっかりと支えてやってくれ」
「だから、『おお』はヤメロよ」
「彼女には今買い物を頼んでいる。すまんが迎えに行き、早速活動を開始してくれたまえ」
と、まあこんな感じのゲームである。この後は選んだ女の子をレッスンしたりオーディション受けさせたりする。私程度の文章力ではこのゲームの奥深さはとてもじゃないが表現できない。恐らく貴方も嵌るであろう。このアイドルマスターの世界へ・・・
そして帰宅の途中に気付くのだ、財布から1000円消えていることに。